医療法人社団 三峰会

こんな症状があったらご相談ください

血尿

主な症状

尿に血が混じることですが、症状はあったり、なかったりします。

目でみてはっきりと分かる赤い尿(肉眼的血尿)と尿が赤くなくても顕微鏡でみてはっきりわかる顕微鏡的血尿があります。皆さんが検診で受ける尿検査は試験紙でみる簡易の検査法で行われることが多く尿潜血陽性と表現されますが、実際顕微鏡で検査すると尿中の赤血球(血尿の成分)がほとんどないこと(疑陽性)もあり泌尿器科での確認が必要なことがあります。

原因

  1. 腎:腎結石・腎のう胞・腎炎・腎盂腎炎・腎がん・腎盂がん・腎血管の異常
  2. 尿管:尿管結石・尿管がん
  3. 膀胱:膀胱炎・膀胱がん・膀胱結石
  4. 尿道:尿道炎・尿道結石・尿道がん
  5. 前立腺:前立腺肥大症・前立腺がん・前立腺炎
  6. 泌尿器以外の病気:大腸の病気・婦人科の病気
  7. 良性血尿

様々な要因が考えられ、それぞれに応じた検査・治療が必要になります。

膀胱炎

主な症状

排尿時痛・頻尿・血尿

尿をためる臓器である「膀胱」の粘膜に炎症が起こる病気で、大半は細菌によるものです。一般的に女性に多いとされています。

膀胱炎の初期症状はトイレに行く回数の増加(1回の尿量が少なくなります)です。

進行すると排尿してもすっきりしない、残尿感が加わります。尿が白く濁ったり、時には血が混じる血尿が出ることもあり、排尿の終わりから排尿後に痛みを伴うようになります。

放置するとどうなるか?

感染が腎臓に及び腎盂腎炎や腎臓周囲への感染がおこることもありますので、疑いのある症状が出た場合、早めにご相談ください。

頻尿

主な症状

おしっこに行く回数が増える

文字通り頻繁に尿意を感じることですが、上記の膀胱炎以外でも男性の前立腺疾患(痛、炎症、肥大症)や神経疾患(神経因性膀胱や過活動膀胱、その他脳梗塞など)や尿路結石や膀胱がんなど原因は多岐にわたりますので歳をとってるからと諦めずにご相談ください。

治る頻尿はあります!

尿失禁

主な症状

自分の意志とは無関係に尿が漏れる

日常生活に支障を生ずる状態で、実際に悩んでおられる方が実は大変に多いようです。尿失禁の状態や原因に応じてきちんとした治療法・対処法がありますので、我慢せずに泌尿器科を受診しましょう。

尿失禁の種類

  • 腹圧性尿失禁
  • 切迫性尿失禁
  • 溢流性尿失禁
  • 機能性(社会的)尿失禁

尿路結石

主な症状

激しい背中や脇腹の痛み・血尿

尿の通り道である腎臓の内側の部屋(腎杯・腎盂)・尿管・膀胱・尿道をまとめて尿路と呼びますが、この尿路にできた結石が尿路結石です。

腎盂・腎杯で形成された結石が尿管に下降し、嵌頓し尿の通過障害が起こると、腎臓の部屋が滞った尿で拡張することによる伸展痛とびっくりした尿管が激しく結石を押し出そうとして動くことによる疝痛(せんつう)発作といわれる七転八倒するほどの激しい痛みや血尿が起こりますが、これが尿路結石の典型的症状です。これに感染を伴うと、さらに痛みが増し高熱を伴うこともあります。

尿路結石の治療

  1. 自然に尿道から結石を排出させる保存的治療(水分摂取、適度な運動と排石補助剤の内服や尿酸結石やシスチン結石であれば尿をアルカリ性に変える薬などを投与し、けっせきを溶かす治療)がまずは選択されます。
  2. 侵襲的治療(結石が1㎝以上の大きさで自排が困難、あるいは尿の流れが阻害されて水腎症になる恐れがある時、薬の効かない尿路感染症がある時、激しい痛みがある時に行います)
    侵襲的治療の1つに「体外衝撃波結石破砕術(ESWL)」と呼ばれる方法があります。これは、体外で発生させた衝撃波を体の中にある結石に集め、そのエネルギーで結石を砕くという方法です。手軽であり、最近では外来で施行可能な機器も開発されました。細かく破砕された結石は尿道より排出されます。
    大結石あるいは硬い結石でESWLに抵抗する場合、あるいは解剖学的にESWLが施行しにくい場合には短期入院が必ず必要ですが、軟性内視鏡を用いて結石を取り出したり、必要であればレーザーで石を砕く方法も行われています。当院では必要に応じて佐世保市内の提携病院での侵襲的治療のための紹介を行っています。

前立腺肥大症

主な症状

出るまでに時間がかかる・頻尿・残尿感・尿が細くなる

男性の尿道をとりまくように存在する前立腺が年齢とともに大きくなり、尿の通り道を圧迫することで発症します。尿をしようとしてから出るまでに時間がかかる。出始めてから出終わるまでに時間がかかる。頻尿、残尿感、尿が細くなる。夜間の頻尿や急に尿意が起こってトイレに駆け込むなどの症状があります。

放置するとどうなる?

放置するとおしっこが出せなくなってしまうこともあり、場合によっては腎不全→尿毒症ませすすんでしまうこともあります。気になる症状がある方は早めにご相談ください。

前立腺がん

診断方法

  1. 腫瘍マーカーとしてつかわれているのが、PSAです。PSAは前立腺の細胞で産生されて精液の中に分泌されます。このうち、ごく一部が血液中に移行します。通常、成人男性では基準値は0-4.0ng/mlとなっていますが、前立腺肥大症、前立腺炎でも異常が出る事があります。
  2. 直腸内触診:PSAの異常がなくても、指でがんを触ることも稀ではありません。
  3. 前立腺超音波検査:超音波検査でがんが見つかる場合もあります。
  4. 提携病院での前立腺MRI

    以上の検査でがんが強く疑われる場合は
  5. 確定診断(がんを確定するための検査)として針生検(病理診断のために前立腺組織を採取)が必要です。

がんが確定された場合、提携病院でCT、骨シンチによる臨床病期の診断を行った上で治療法を決定します。

治療法としては

  1. 待機療法
  2. ホルモン療法
  3. 放射線療法
  4. 手術療法

などがあります。

STD(性行為感染症)

主な症状

症状はさまざまですが、泌尿器科で多いのは排尿時の痛みや膿が出ることです。

ヒトからヒトへと伝染する病期です。STDにかかると自分あるいはパートナーに害が及ぶだけではなく、妊娠していれば生まれてくる赤ちゃんにも病気をうつすことになりますので疑わしい場合はきちんと検査、治療を行う必要があります。

原因

性に関する行為(性器同士の接触・膣性交・オーラルセックス・アナルセックス・ディープキスなど)により感染。

原因となる病原体
  1. 寄生虫:毛じらみ・疥癬
  2. 原虫:トリコモナス
  3. 細菌:梅毒・淋菌・軟性下疳・クラミジアなど。
  4. ウイルス:性器ヘルペス・尖圭コンジローマ・HIV・肝炎・伝染性単核球症など

ED(勃起障害)

ED治療薬を希望される患者様へ、基本的に10錠までとなっております。
合併症(狭心症など)のある方には出せません。

窓口でのお支払いは
●ED治療薬希望のみで来院した場合
初回のみ
3,250円(初診料・服薬指導料)+薬代
2回目以降
1,100円(再診料・服薬指導料)+薬代
●保険診療を行っている患者様で院内にてED治療薬を希望した場合

薬代のみ

診療時間

9:00~13:00
15:00~19:00

受付時間は診療終了時間の30分前までになります。

当院を受診される際は、お電話もしくは予約システムにてご予約をおとりください。

当日受診もお受けいたしますが、予約や緊急性の高い患者様が優先になる事をご了承ください。

血尿や結石発作などの緊急性のある受診やご相談は、別途お受けしますのでご相談ください。